にわかオリンピックマニア⑩-ちなみにこの丸数字は、マッキントッシュで見ると月火水木金土日とかになるんじゃなかったですか編-

まずは17日の感想からね。
[柔道]
男子81kg級は、前回は瀧本誠という、構えがすごく格好いい選手やったんですが、今回は1回戦負けでしたね。
谷本歩実選手は全試合一本勝ちという素晴らしい結果で金メダル、おめでとうございます!!
[ソフトボール]
アメリカ戦と同じような負け方です。とにかく投手陣や守備はすごいですから、あとは攻撃が本調子を取り戻せたら、ね。
[水泳]
山本貴司選手は後半の追い上げがすごかった。もうすぐでフェルプス選手に追いついたのに、残念でしたね。で、男子平泳ぎ、北島康介とハンセンの前に新たなる敵が現れたね。ハンガリーのなんとかって選手。
[卓球]
残念ながら福原愛ちゃんの試合しかやってくれなさそうやけど、結構頑張ってるみたいですよ。

そして今日の感想。
[柔道]
上野雅恵選手の一本は綺麗でした。泉浩選手は決勝戦で人間スタンプ喰らわされましたね。あれは痛そうだ。あとイギリスのゴードンって兄ちゃんが格好良かった。
[女バス]
うーん、健闘はしたと思うんですけどねぇ。いかんせん、身長差がねぇ。子供と大人が試合してるのを見てるようでしたよ。
[女バレ]
お、1セット取ったやん。でもいつの間にか卓球に変わってた。と思ったらまた始まった。でもこれはまた1セット目からか?
[野球]
出た〜〜!!ウィリアムス。試合終盤は安藤―ウィリアムスの投げあい、9回には藤本とウィリアムスの対決、そしてニルソン(元中日で使い物にならなかったディンゴ)に滅多打ちにされた解説者、星野仙一氏の心境やいかに!?
阪神―中日戦よりも見入ってました。
てゆーか星野さん、あんたわざわざギリシャにまで来て解説してるんなら、あんたが監督せんね。俺、今の監督代行嫌いですねん。これは僕の意見ですけど、長嶋さんおらへんから長嶋JAPANじゃないし、星野JAPANでいいやん。…って、長嶋さんが倒れてからずっと言ってたんですけどね。
[砲丸投げ]
どうやら今回の砲丸投げはすごいらしい。

 古代の鼓動、再び=聖地オリンピア砲丸投げ−1611年ぶり五輪会場に
 【オリンピアギリシャ)18日時事】古代五輪の聖地に、オリンピックの鼓動がよみがえった。アテネ五輪第6日の18日午前(日本時間同日午後)、ギリシャオリンピアの古代五輪遺跡スタディオン(競技場)で陸上の男女砲丸投げ予選が行われた。五輪開催は、最高神ゼウスに勝利をささげた古代五輪の最後の大会以来、1611年ぶり。古代と現代をつなぐ世界遺産を舞台にした熱戦に、観客は遠い昔に思いをめぐらせながら、メダルを懸けた選手たちの投てきを見守った。
 オリンピアは、アテネの南西約270キロにあるペロポネソス半島の小さな町。小高い丘に囲まれた競技場では、紀元前776年から紀元393年まで、293回にわたって古代五輪が開かれた。全裸の男性だけが参加し、女性は観戦すら許されなかった。哲学者のプラトンアリストテレスも観戦したという。毎回数万人の観客が灼熱(しゃくねつ)の下、名誉を懸けた戦いに興奮したという。
 今大会は、地元自治体から強い競技開催の要請があり、考古学者団体の反対もあったが、場所を取らないなどの理由で、砲丸投げだけの開催が決まった。
 遺跡保全のため、スタンドは建設せず、記録の表示は手動式ボード。遺跡保護と警備のため、約1万5000人に制限された観客は、古代五輪の観衆と同様、芝生の斜面に腰を下ろし、競技を見守った。
 競技では女子選手らがゼウス神殿から凱旋(がいせん)門をくぐり、グラウンドに入場。日本の森千夏選手(スズキ)ら世界のトップ選手が、初めて聖なる競技場に立ち、気合を込めた声を響かせた。(時事通信

しっかしこれさぁ、日本のテレビでは中継せんのよね。なんか日本人選手で出たのも、この女子の森選手って人だけで、予選落ちしたから結果だけで…
あーあ、なんだかねー。
でも4時頃まで我慢して、やっと見れた。風情があってよかったけど、眠気であんまり雰囲気が伝わってこなかった。
[ソフトボール]
やればできるじゃん。僕は何様でしょう。てゆーかあのサードはダメだって。
[水泳]
北島康介は、貫禄の泳ぎでしたね。あとハンガリーの新星も、最初は遅れたけど後半の追い上げはすごかったです。
あとは中西悠子選手もバタフライ銅メダルおめでとうございます!!
[サッカーU-23]
なにわ友あれ赤井英和じゃなくて、何はともあれ初勝利おめでとうございます。大久保選手の得点は、流れの中から生まれた得点で、前までの2試合のセットプレーでの得点じゃなくてよかった。
[体操]
全体的に失敗とか落下が目立ちましたねぇ。うーん、受験生じゃなくってよかった。

こんなもんかな。あーあ、でもやっぱクレー射撃の井上恵選手が入賞した事は放送すらされんかったよね。マイナースポーツの悲しき運命。
でも僕はこの人のファンになりそうです。

井上、大健闘の射撃5位入賞=「可能性信じてよかった」
さわやかな風に吹かれながら、井上の笑顔がはじけた。女子ダブルトラップの決勝。ホルン奏者から転身し、競技歴7年で五輪代表を射止めた31歳が、鮮やかに5位入賞。クレーの日本女子では史上最高位の快挙だった。
予選最後の第3ラウンド。完ぺきに近い39点(満点40点)をマークした。合計109点。決勝進出を決めた井上は、寺西監督とがっちり握手した。

「とてもうれしかった。五輪のファイナルという最高の舞台に立てるなんて思わなかったから」。早くも感激に浸ったが、予選順位はトップ(2人)に1点差の3位。金メダルすらも狙える好位置だ。

迎えた決勝。リズムよくクレーを撃ち砕いた予選と、勝手が違った。前半から撃ち外しが目立つ。「今まで経験した種類と異なる緊張感があった」と打ち明けた。冷静沈着の井上も、さすがに「最高の舞台」ならではのムードにのまれた。

31点。最後の1発をヒットさせると、小さく息をついた。予選との合計は140点。メダルの夢は消えたが、表情は満足感に満ちていた。悔いはない。「思い立って射撃を始めたわたしが、この場にいるだけでも幸せ。自分の可能性を信じ、競技を続けてきてよかった」

この種目の実施はアテネ五輪で最後となる。「でも、五輪にはもう一度出たい」。次の北京五輪は、種目をトラップに転じて挑戦する意向だ。(時事通信社)

クレー射撃が奏でるリズム

■わずかな心の乱れ

 パーン、パーン。
 乾いた2つのさく裂音がこだまする。
 郊外のアテネ国際空港から、さらにバスに揺られて20分ほど走った、山あいのマルコプロ射撃センター。この日もアテネは暑い。だが、心地よい涼風を泳ぐ硝煙のにおいが、突き刺すような太陽の刺激を忘れさせてくれた。
 18日、クレー射撃のダブルトラップ。井上恵(神奈川県協会)が日本女子では最高位となる、5位入賞の快挙を成し遂げた。
 決勝に残った6選手は、井上に加えて韓国から1人、中国から2人と、アジア勢が4人を占める。残るはニュージーランドと、アトランタの覇者で前回のシドニーでも銅メダルを獲得したアメリカのキム・ロード。9巡目までノーミスで走ったキムを、韓国の李保那が追いかける展開だ。
 井上は5巡目までに2度のミスをすると、6巡目には標的を2つとも外してしまう。五輪の決勝という大きな舞台。さらに2度連続で1枚ずつ外し、崩れる。極限までの集中力と、風を読む洞察力。わずかな心の乱れを立て直すには、上位との差が離れすぎていた。

クレー射撃のだいご味

 音大出身の異色選手。学生時代は武蔵野音大でホルンを学んだ。卒業後の進路を迫られる中、アトランタ五輪に競技歴わずか3年で出場したクレー射撃吉良佳子に魅せられた。翌日には書店で関連書をあさり、半年で銃の所持資格を手に入れる。当時、日本協会の常務理事だった寺西寛監督に見出され、頭角を現した。シドニー五輪は国内予選で涙を呑んだが、2002年の釜山アジア大会で5位入賞し、翌年の世界クレー射撃選手権(キプロス)で19位。飛躍と挫折を繰り返し、競技歴8年目を迎えた今年2月のアジア選手権(マレーシア)で、念願の五輪切符を手に入れた。
 ルールは明快だ。射台の前方から飛び出した2つのクレー(お皿)を、数多く打ちぬいた選手が勝者となる。与えられる弾は、1ラウンドに40発(男子は50発)。予選で3ラウンドを争い、得点は決勝ラウンドに持ち越される。
 サッカーや競泳のような派手な応援はないが、緊迫した空気とはじける開放感が、見ている者には心地いい。静寂と、それをつんざく銃声音。強引な解釈をすれば、そのリズムは音楽に共通しているのかもしれない。井上はアテネを最後に五輪種目から外されるダブルトラップで、確かな足跡を残した。今後はトラップ種目に転向して、4年後の北京を目指す。今年で31歳を迎えた井上の、新たなチャレンジを応援したい。
 ちなみにクレー一つの値段は40円だという。弾は一発20〜30円。一度の射撃で缶ジュースひとつ分に相当する。これを高いと思うか、安いと思うか。まずは射場に足を運んで、クレー射撃のだいご味を味わってみるのもいいだろう。(スポーツナビ)

1回でいいからやってみたいなぁ。